未成年が脱毛を契約する場合は、「親権者同意書」が必ず必要になります。そこで、何歳から医療脱毛を受けられるか気になりますね。
未成年の脱毛事情、親権者同意書について、メリット・デメリット、自己処理のリスク、おすすめの部位など気になることを解説しています。
未成年の医療・サロン脱毛
未成年の医療脱毛やサロン脱毛は、クリニックや脱毛サロン・エステの規定によって契約の可否が決まります。ただし、規定は共通ではありません。
特にチェックする必要があるのは以下の2つです。
- 脱毛が受けられるのは何歳から?
- 未成年が脱毛を受ける条件
脱毛が受けられるのは何歳から?
未成年の場合、何歳から脱毛が受けられるかはクリニックやサロン個々で異なり、開始年齢は同じではありません。
医療脱毛では、14歳以上としているところもありますが、高校生以上(16歳以上)を推奨しているクリニックが多いようです。
その一方で、サロンの光脱毛は照射出力が弱く肌負担が少ないため、子供脱毛(7歳~15歳など)を実施しているサロンもあります。
未成年が脱毛を受ける条件
未成年が医療脱毛やサロン脱毛を受けるためには、契約時に「親権者同意書」が必要です。
その理由は、未成年はまだ経験や知識が未熟で契約をするうえで不利益が生じないように守るという意味もあり、必ず保護者の同意・承諾が必要になります。
さらに親権者同意書の他に、契約時に親権者(法定代理人)が同伴することが条件のクリニックやサロンもあります。
未成年の契約には親権者同意書が必要
未成年が脱毛の契約をする場合は、「親権者同意書」が必要です。では、どのように準備すればいいでしょうか?
契約するために知っておくべきポイントを以下にまとめてみました。
- 親権者同意書の入手方法
- 親権者同意書の書き方
- 一人暮らしをしている場合
親権者同意書の入手方法
親権者同意書の書き方
親権者同意書は、クリニックによって多少形式が異なります。
以下は、記入する項目例です。
- 契約者(未成年者)の氏名・住所・電話番号・生年月日・年齢
- 施術名(施術内容)
- 親権者の氏名・住所・電話番号・生年月日・年齢・続柄
記入の際は、鉛筆ではなくボールペンなどを使いましょう。
一人暮らしをしている場合
未成年に必要な親権者同意書は、必ず親権者の直筆でなければいけません。
たとえば、一人暮らしをしていて親権者(保護者)が遠方の場合は、親権者に同意書を郵送して、記入・捺印したあと返送してもらいましょう。
未成年の脱毛事情
思春期になると、ワキや足のムダ毛が気になったり、男子の目が気になったり、ムダ毛で悩んでいる人が多いのではないでしょうか。そのため、カミソリなどで自己処理をしている人もいるでしょう。
そこで気になるのが未成年の脱毛事情です。それでは、気になるポイントをみていきましょう。
- 医療脱毛している未成年の割合
- 高校生で脱毛するのは早い?
- 未成年の主な脱毛方法
医療脱毛している未成年の割合
最近は、未成年でも医療脱毛やサロン脱毛、自己処理など脱毛経験者が増えてきました。では、脱毛の中でも医療脱毛に通っている人はどのくらいの割合なのでしょうか?
全国15歳~39歳の男女を対象にしたインターネット調査によると、15歳~19歳の医療脱毛・サロン脱毛の利用経験者は12%。男性においてはさらに少なくて7%。
サロン脱毛の数字も入っていることを考えると、医療脱毛をしている未成年の割合はかなり少ないことがわかります。
高校生で脱毛するのは早い?
クリニックでは、施術年齢を16歳以上推奨のクリニックが多いため、高校生で脱毛するのが早いとはいえません。
成長期の10代の前半は、生理か始まるなどホルモンバランスが不安定な時期です。よって、体毛はホルモンバランスの影響を受けやすく成長が整っていないため、医療脱毛をしてもまた生えてくることがあります。
それが、高校生になるとホルモンバランスが落ち着いてくるので、脱毛をする場合多くのクリニックで高校生以上を推奨しています。
未成年の主な脱毛方法
未成年の脱毛方法には、自己処理を行うときにカミソリや毛抜きがよく使われています。手軽に購入できて部位を選ばず広範囲のムダ毛処理が簡単にできるからです。
ですが、子供の肌は薄くて繊細です。カミソリ負けなど、肌トラブルの原因になってしまので注意しましょう。
未成年で医療脱毛するメリット
未成年で医療脱毛をすることによって、さまざまなメリットがあります。
- 思春期のムダ毛の悩み解消
- 肌トラブルが多い自己処理からの解放
- 学割や学生限定キャンペーンがある
- 長期的な減毛効果
- 肌を出すおしゃれが楽しめる
- 自由な時間が多いので通いやすい
未成年で医療脱毛をすることで、その後の自己処理の必要がなくなり、早くから肌トラブルのリスクが減るのは大きなメリットでしょう。
とはいっても、一生一本も生えてこない!というわけではありません。脱毛後も、多少の自己処理は必要になりますが、高い効果を得られるのが医療脱毛です。
未成年で医療脱毛するデメリット
メリットの多い医療脱毛ですが、デメリットもあります。
- 成長期に脱毛をするとまた生えてくることがある
- 一度脱毛すると元には戻せない
一般的に16歳頃までの成長期の女性はホルモンバランスが不安定です。そのため、毛の生え変わりも安定せず、未成年で脱毛してもまた生えてくることがあります。
それとは逆に、医療脱毛は長期的な減毛効果があるので、一度脱毛してしまうと元には戻せません。特にデリケートゾーンでは、脱毛しすぎて恥ずかしい思いをしないように気をつけましょう。
自分で脱毛するリスク
未成年は皮膚が薄くデリケートです。ですので、カミソリ・毛抜き・脱毛クリームなどでムダ毛の自己処理をすると肌トラブルのリスクが高くなります。
以下は肌トラブルの一例です。
- 回数を重ねることで肌荒れを起こし黒ずみができる
- カミソリで肌を切る・毛抜きで無理に抜くことで出血する
- 肌が傷つくと毛穴がふさがって埋没毛ができる
若い頃から自分で脱毛を続けていると、肌へのダメージが蓄積されてしまうので要注意です。
未成年におすすめの医療脱毛の部位
未成年、特に高校生に人気のある部位は「ワキ」と「Vライン」です。なぜなら、思春期になる頃に生えてくるワキ毛や陰毛の処理に悩むことが多くなるからです。
例えば、ワキ毛のお手入れをしていないと、学校で体操服や水着に着替えるときに見えて恥ずかしい思いをすることに。
そして、デリケートゾーンの中でもVラインは年齢を重ねるたびに色素沈着を起こしやすい部位です。したがって、色素沈着が進むとやけどのリスクが上がるので、未成年のVIO脱毛はおすすめです。
やはり、デリケートゾーンの脱毛は医療従事者に任せるのが安心でしょう。
まとめ
1.未成年の医療・サロン脱毛
未成年が医療脱毛やサロン脱毛で契約をする際は、「何歳から脱毛を受けられるか」「未成年が脱毛を受ける条件」について知っておかなければいけません。
クリニックやサロンなど個々に規定は決まっているので、契約の前にチェックしましょう。
2.未成年の契約には親権者同意書が必要
未成年が脱毛の契約をする場合は、「親権者同意書」が必ず必要になります。
来院して書類を入手し、親権者の直筆のサインをもらいましょう。
3.未成年で医療脱毛するメリット
未成年で医療脱毛をすると、以下のようなメリットがあります。
- 思春期のムダ毛の悩み解消
- 肌トラブルが多い自己処理からの解放
- 学割や学生限定キャンペーンがある
- 長期的な減毛効果
- 肌を出すおしゃれが楽しめる
- 自由な時間が多いので通いやすい
4.未成年におすすめの医療脱毛の部位
未成年におすすめの医療脱毛は「ワキ」と「Vライン」です。
そして、デリケートな部位こそ医療機関で医療従事者に施術をしてもらうのが安心です。