新宿本院皮膚科 お肌コラム【お肌のミカタ】vol.05
超大型美容クリニックの新宿本院は
美容レーザー機器グループ内最多保有!
美容皮膚科治療も最先端!
そんな新宿本院の皮膚科から専門知識を豊富にお伝えします!
お肌を知ってお肌と仲良くなりましょう♩
vol.05 肌の糖化
最近よく聞く「糖化」
「肌が焦げる」って
一体何が起きてるの?
食欲をそそる茶色
QUESTION 01
糖化とは
飴色になった玉ねぎや
綺麗に焼けたパンケーキ
あの美味しそうな色は、
食材のタンパク質と糖が加熱によって結びついて
糖化した色です
QUESTION 02
日焼けじゃないの?
「糖化」は「焦げる」とは違う化学反応です。
玉ねぎもパンケーキも、
焦げて苦くなるのではなく、茶色くなって甘くなります
調理では、糖分の割合が多い状態で加熱すると
焦げやすくなります
また、肌の糖化には体温の熱も関与していることから
「肌が焦げる」と言われています
QUESTION 03
肌の糖化
玉ねぎやパンケーキと同じように
タンパク質や糖分があります
糖分は人間の生命維持に必要不可欠なエネルギー源となりますが、
多く摂りすぎて余った糖分は血液中に残ります
この余った糖分は
タンパク質に会ったらくっついてしまう性質を持っており
くっついて変質するときに「AGEs」という物質が作られます
つまり糖化が進むということは、AGEsが増えるということです
QUESTION 04
終末糖化産物
悪玉物質です
AGEsが肌に蓄積すると
皮膚のコラーゲンの90%である「1型コラーゲン」を破壊
また、AGEs自体が褐色な為、肌が黄色くくすみます!
他にも
【メラニンの排出を阻害】
▶︎代謝がうまくいかず「シミ」の原因に
【線維芽細胞にダメージを与える】
▶︎肌の弾力を支える組織や細胞が劣化し「しわやたるみ」の原因に
【炎症反応】
▶︎細胞の保水力の低下や血行不良により「乾燥肌」の原因に
つまりAGEs=老化物質なのです!!!
甘いものを食べちゃダメ!?
QUESTION 01
糖化から体を守る「抗糖化」
そんなことはありません
糖は人間に必要不可欠なエネルギーなのですから!
…ではどうやって糖化から距離を置けるのでしょうか
QUESTION 02
01.余分な糖を摂らない
…やはり、加工食品であるお菓子や菓子パン、
インスタント食品、アイスや揚げ物などを
現在、習慣的に摂っている方は、少しずつ減らしましょう;;
QUESTION 03
02.血糖値の上昇を防ぐ
肌の糖化は、血糖値が急激に上昇する時に一番進みます
早食すると血糖値が急上昇するので
ご飯はゆっくり、最低20分はかけて食べましょう
まずは野菜やきのこ類、次にタンパク質、最後に炭水化物
意識することで、同じ食事でも血糖値の急上昇を防ぎます
GI(グリセミックインデックス)とは、
血糖値がどれくらいの速度で上昇するかを数値化したものです
例えば、高GI値の白米やパンを主食にする時は
GI値の低い野菜や果物、豆類などを組み合わせ
バランスを取ることでも
糖化のリスクを抑えることができます
まとめ
QUESTION 01
全てはバランス良く
生きていく上で必要な糖も、多いと良いことはありません
しかし今回、我慢するだけじゃなく
ちょっとの意識と工夫で肌の糖化を防ぐことができると知れました♪
しかも血糖値の急上昇は動脈硬化や糖尿病などの原因にもなるので
抗糖化生活で病気を防ぐことにもなります♪
見方を変えて知識を味方に!
監修医師紹介
湘南美容グループ統括院長