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神奈川県藤沢市に湘南美容クリニック藤沢院開院。
開院当時のエピソード「警官に職務質問される。」
皆さん「ぱど」というフリーペーパーをご存知ですか?
関東、大阪、仙台、広島地区で無料で配られている雑誌です。
当院も開院以来お世話になっていますが、新聞折込ではないのでどうやって配っているかというとパドガール(全員女の人かは知りません。)が手配りで一軒一軒配布しているのです。毎週金曜日(地区により異なる。)
藤沢院を開院した初めの3ヶ月間は患者さんが殆ど来ない状態で藤沢院の目の前にあるパン屋さんからOKストアー(スーパー)の人ごみを見ながら「何でこんなに人通りがあるのに暇なのだろうか?」と考え込んでいました。
私は暇が大嫌い、手術大好きですから、毎日イライラ。
そこで対策として、当院発行の小冊子を作り友人に頼んで一緒に歩いて配布することに、、、
日曜日の朝8時に集合し夕方7時まで10人以上で計2500冊以上配布しました、これはやってみないと分かりませんが湘南地域は一軒が広い家が多くなかなか思うように配れません。
配りながら「不審者に見られないだろうか?」とかもし医師自ら配っていてそれを見ていた患者さんはどう思うだろうか?などいろいろ考えてしまい帽子を深くかぶって配布していました。(今思うと逆にもっと怪しい。)
しかし、配布したその週どきどきしながら予約の電話を待っていたのですが反響は2件(ピアスと脱毛)手術の予約はなくがっかり、おまけに2件クレーム(勝手にパンフレットなんか入れるな!!と怒鳴られた。)
時効にして下さい、、、
パンフレットは5000冊印刷したのでまだ半分残っていましたが、
前回は皆にバイト代も払わず焼肉食べ放題をおごってごまかしたので、同じ手は使えません。
そこで、仕事が終わった7時以降に一人で車にパンフレットを積んで配っていました。こんなカッコ悪い医者は俺だけだなと思っていたので従業員にも言えず、2~3ヶ月間は続けたと思います。
昼とは違って夜は顔が見えないので配りやすいですが4月でも夜はまだ冷えます。
開業して4ヶ月「ぱど」を見たという電話が増えてきたことと、警官に職務質問されたのを機会に自分で配布するのをやめました。
警官に「君は何をやっているんだね?」と聞かれ、「バイトで本を配っています。」と答えるとおまわりさんは、「そうか頑張れよ!!」と言ってくれて涙がでそうになりました。
今では笑い話ですし、いい思い出ですが当時は必死でしたね。
ここ2,3日急に冷え込んで来たのでふと思い出してしまいました。
パドガールの皆さんはこの季節かなりつらいと思います。皆さんのご協力がなければ今の当院の発展はありません。
「ありがとうパドガール、これからもよろしくお願いします。」
横浜院を開院。安心麻酔を開発。
新宿本院を開院。
多数の書籍やテレビ取材を受け口コミにより予約が殺到。
予約の取れない美容外科として評判になる。